200年以上続く「駒形どぜう 浅草本店」で江戸時代の味と雰囲気を体験!

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こんにちは。神戸や大阪など関西を中心に活動している経営コンサルタントの荻田(オギタ)です。

先月、仕事で東京に出張に行った際、ずっと気になっていたお店に行ってきました。

それが「駒形どぜう 浅草本店」

駒形どぜう浅草本店

  • 東京都台東区駒形1-7-12
  • TEL:03-3842-4001
  • 営業時間:11時〜21時

このお店、創業はなんと1801年!

今年は2017年なので実に216年も続いているという「超」がつくほどの老舗です。

200年以上前ですからね。江戸時代ですよ、江戸時代!

徳川11代将軍「家斉公」の時代だそうです。もはやスゴすぎてよく分からないレベル。

このお店に行きたかった最大の理由はこの歴史。

現代に生きる私たちにとって「江戸時代」といえば遠い昔の、それこそ歴史上の話。

本来は「過去と現在」という意味で今とつながっている江戸時代なのですが、そのつながりを感じられることはほとんどありません。

江戸時代からすると建物、乗り物、町並みや風景、人々の着ているものやライフスタイルなど、とにかくほとんどのものが大きく変化しています。

しかし「駒形どぜう 浅草本店」は江戸時代から続くお店。

つまりここに行けば、江戸時代の人々と同じものを、同じ場所、同じ風景で食べることができるというわけです。

そうしてもう一つ行きたかった理由は、「どじょう」が美味しいのかどうかという興味。

これまでの人生で一度だけ柳川鍋を旅館の夕食で一口食べ、あまりの泥臭さにあとは全部残したという苦い思い出がある私にとって、どじょうは「食わず嫌いリスト」に載っていました。

しかしこの「駒形どぜう」は、その「どじょう」で200年以上続いているという紛れもない実績がある。

「ここのどじょうなら、私でも美味しいと思えるのではないか」

そんな淡い期待もあったわけです。

というわけで晩ご飯を別の場所で軽く食べた後、二次会のようなノリで「駒形どぜう 本店」にやってきました!

お店の上にある看板

お店の看板を見つけて

「おおっ!看板も歴史を感じるぞ!」

と妙にはしゃいでいたのですが、こんな電気で光る看板が江戸時代からあったわけではありません。

仮にあっても壊れてるでしょうし。

でも恐らくこの字体は当時のままなんでしょうね。

お店の上だけでなく、店の前にも味のある看板がいくつかあります。

どぜう汁

雰囲気でてますねー

さすが人気の老舗、この日が土曜日の夜ということもあってか、外には数名並んでいました。

お店の前には「江戸文化道場」の文字が。

江戸文化道場?

これはこのお店で隔月に一度開いている、江戸の食文化や芸能、工芸などについて学ぶ講座だそうです。

詳しくはこちら

「次回8月7日」と書いてますね。

楽しそうだなー。東京に住んでたら行きたかったなー。

店の前には、満席の時に座って待つ場所があります。

満席の時は外で座って待ちます。人がいなくなったのを見計らってパシャリ。

待っている時に店員さんに「座敷とテーブル席のどちらにしますか?」と聞かれます。

もちろん座敷席でお願いしました。

15分ほど待ったところで店内へ。

いよいよ店内へ

店の中に入ってまず気づくのは、店内に充満するダシの香り。

ダシと醤油のとてもいい香りがします。

入り口から入ってすぐ正面に座敷があります。

左を見ると地下に続く階段がありました。

入ってすぐ左手に、地下への階段があります

地下にはテーブル席があるようです。

座敷は人で溢れ活気があります。思ったよりも広くはないといのが第一印象。

やっぱり1階の座敷でしょ!

200年以上前にもここで人々が「どぜう」を食べていたのかと思うと感慨深いですねー。

今回座ったのはこの席。

狭い!テーブル低い!

席と言ってもテーブルではなく「板」と、その両サイドに座布団が置いてあるだけ。

しかも一人分のスペースが狭いため隣との距離が近いです。

ぶつかるほどではありませんが、少し窮屈感はありますね。

テーブルセット

席に座って最初に目がいくのが木の箱にたっぷりと入ったネギ。

ネギはお好みで使い放題

このネギは使い放題だそうです。使い方は後ほど。

メニューも味があります。

メニューも渋い

ここはもちろん「どぜう」がメインなのですが、他にも「くじら」「鯉のあらい」など、変わった食材のメニューもあります。

食事メニュー

なぜ「くじら」なのかというと、この店の2代目が「どじょうが一番小さい魚なら、一番大きな魚を売ってみよう」と始めたのだとか。

なんだか江戸っ子っぽい発想。

そして「くじらは魚じゃありませんよ、ほ乳類ですよ」と指摘したら怒られそうなノリ。

「鯉のあらい」を始めた理由は知りませんが「このお店の何代目かがカープファンだったから」とかの理由だったらいいなー。絶対にないと思うけど。

飲み物のメニューはこんな感じ。

飲み物メニュー

この中で私が気になっていたのは「ふり袖」という日本酒。これの「ぬる燗」が「どぜう鍋」に合うのだそうです。

注文をした後、店内をザッと見渡します。

神棚の下にもメニューがずらり

「放歌御遠慮ください」の注意書き

柱に「放歌御遠慮下さい」の注意書きを発見!

これは昔、どぜうを食べてお酒を飲んだら気分が良くなって歌い出す人がいたからだそうです。

いいなー。江戸だなー。

入り口の上の方を見ると「駒形どぜう」の歴史が書いてありました。

駒形どぜうの歴史

帰りにちゃんと写真に撮ろうと思っていたのに忘れてました。酔ってたんでしょうね。

座敷の向こう側には若干ですがテーブル席もあります。

部屋の端にはテーブル席もあります

店内は満席なので店員さんも大忙しです。

忙しそうな店員さん

まずは飲み物から。

ビールと、先ほど言っていた「ふり袖」がやってきました。

まずはビール

まずはビールで乾いたノドを潤します。

そして日本酒。

ふり袖、もちろん「ぬる燗」で

事前リサーチの通り「ぬる燗」です。

おちょこのマークがカワイイ!

おちょこがかわいい!

「ふり袖」は辛口のお酒なのですが、辛口の日本酒がそれほど好きではない私でも美味しく飲める不思議。

お酒をいただきながらテーブル周辺をチェック。

ネギの右側にある陶器にはダシが入っています。

ネギの右の陶器にはダシが入ってます

どぜう鍋は下から火でぐつぐつしているので、時間がたつと水分が蒸発して煮詰まってしまいます。

そうなる前にこのダシを追加するのですが、これはお客さん自身が行なう必要があります。

薬味は山椒と七味の2種類。

薬味は山椒(左)と七味(右)

そうこうしているうちに「どぜう鍋」が到着!!

どぜうなべキター!

おう…なんというグロテスクなビジュアル…

これはなかなか…

鍋の下を見るとオガ炭が赤く燃えています。

木炭ではなくオガ炭を使用

「どぜう」には既に火が通っています。

しかしこのまま食べるのではなく、ここにお好みでネギなどを入れるのだそうです。

「ささがきごぼう(450円)」のトッピングが人気でオススメのようですが、今回はネギのみで楽しんでみます。

しかしこのビジュアル、なかなかパンチが効いてます。

それにしても見た目…

それではネギを投入!たっぷり投入!

ネギを投入!

かなりたっぷり載せました

こぼれないよう、どっさりと乗せました。

横から見るとなかなかの盛りです。

このネギ盛り!

あとはこのネギに火が通ってクッタリとするまで待ちます。

あとは待つだけ

そこへ注文した「くじらベーコン」が到着。

くじらベーコン

実はくじらベーコン、初めて食べるのですが、味はベーコンですね。

名前からすると当たり前なのですが、これが1,200円なら「ふつうのベーコンでいいな」というのが正直な感想。

まあ鯨は高いですからね。鯨好きの人にはたまらないのでしょうが、もともと私は鯨に興味がないからそう感じるんでしょうね。

くじらベーコンを食べながら待っていると、そろそろ「どぜう鍋」がいい感じに。

よし、できた!

ではいただきます!

まずは取り皿にとってそのままいただきます。

まずは普通にいただきます

まずは濃厚なダシの香りが口の中いっぱいに広がります。

味付けはすこし濃いめですが、濃すぎることはありません。

そして肝心の「どぜう」は…全然臭くない!

私が昔食べた泥臭い「どじょう」とは全くの別物です。

丁寧な下処理のおかげもあるでしょうが、濃いダシや醤油の香り、そしてネギも一役買っているように思います。

とにかく美味しいぞ、これは!

下処理でかなり煮込んであるせいか、どぜう自体はとても柔らかく、とろけるような食感。

どぜうの身自体はほとんど歯ごたえがないため不思議な食感です。

この食感は好みが分かれるところですね。

好きな食感ではありませんが、キライになるほど悪くもありません。

それよりも気になるのが骨。

小骨はまったく気にならないのですが、背骨が若干ひっかかります。

個体差があるかもしれませんので、食べ進めていきます。

次は山椒をかけていただきます。

山椒

だしと山椒が合う!

いい!山椒いい!

ダシですからね。そりゃ山椒合いますよね。

次は七味!

七味

もちろん合わないわけがない

ええ、もちろん合います。

山椒も七味も、ダシの味に変化を付けてくれますので、うまく使いこなすことで飽きずに楽しめます。

いやー、おいしい、おいしい。

江戸時代の人々もここで、この料理を食べていたんですねー。

いやー、楽しいなー。

とにかく味は申し分なし。

ただ、先ほども書いた通り、結局は終始「背骨」が気になりました。

背骨以外の骨は感じないのですが、こいつだけは存在感ありました。

気になったのはこの背骨

もともと魚の骨が苦手な私なので気になった可能性はあります。

もちろん食べましたよ、背骨まで。

ちょっと口の中がチクチクしてイヤだなーくらいの感じでしたので、食べられないことはありません。

でも口コミなどで「骨は全く気にならない!」とか書いてるのは「ウソつけっ!」と突っ込みたくなりますね。

そういう人は、もしかすると日常的に魚を骨ごとバリバリ食べる人なのかもしれませんが。

しかし前評判通り、泥臭さは全くなく、ダシのおいしさであっという間に完食。

あっという間に完食!

そうそう、食べている途中、何度か煮詰まりそうだったのでダシを追加投入しました。

そして「どぜう」を食べ終わった後も、ここにネギとダシをちょこちょこ足しながら食べると、延々と酒のつまみがわりになります。

完食後もネギとダシを追加して「無限おつまみ」が楽しめるぞ!

「江戸時代の人々もこんなせこいことしてたのかなー」

と、歴史との共通点に思いをはせつつ、私の「駒形どぜう 本店」の体験は楽しく終了しました。

ここは建物や歴史のある料理を食べることができる貴重なお店です。

興味のある方は、ぜひ一度行ってみて下さい!

駒形どぜう浅草本店

  • 東京都台東区駒形1-7-12
  • TEL:03-3842-4001
  • 営業時間:11時〜21時

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