【ちょろい簿記入門講座】No.02 簿記に必要な電卓について

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登場人物について

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オギタ先生
経営コンサルタント。
日商簿記1級合格。
このブログでは財務・会計やコンピュータなどの講座を開催。

hibari01_p
ヒバリさん
事務職のOLさん。
しっかり者で、常にスキルアップのために勉強中。

hato01_p
ハトくん
就活中の学生さん。
おっとり天然系で、すぐ勘違いしてしまう。

簿記に必要な電卓

はじめに

オギタ先生
こんにちは。
今日も簿記について勉強していきましょう。
ヒバリさん・ハトくん
こんにちは。よろしくお願いします!
オギタ先生
今回は簿記の勉強を始めるために必要な道具「電卓」についてです。
ハトくん
電卓なら持ってます!
ちょっと小さいけど。ちゃんとカシオのやつです!
オギタ先生
どれどれ、ちょっと見せてください。
ハトくんが持っていたコンパクトな電卓。これはこれでいい電卓なんですけどね。

ハトくんが持っていたコンパクトな電卓。これはこれでいい電卓なんですけどね。

ハトくん
これ半分に折って閉じるとコンパクトで持ち運びに便利なんですよ。すごいでしょ!
半分に閉じると持ち運びに便利な電卓。

半分に閉じると持ち運びに便利な電卓。

ヒバリさん
まあ、すごい。
折りたためるなんていいわね。
オギタ先生
これはこれでいい電卓ですね。
ハトくん
でしょ?
ボクはこれでいこうと思うので、もう買わなくていいですよね?
オギタ先生
ただですねー、残念ながらこれは簿記の勉強には適さない電卓なんですよねー。
ハトくん
えー!そうなんですか!なんで、なんで!
オギタ先生
簿記の勉強をする時は、かなり電卓を使います。
もちろん日商簿記などの試験を受けるときや、経理の仕事をするときも。
それだけ使用頻度が高い電卓なので、一定の条件を兼ね備えている電卓でないと効率が悪くなりますし、ミスも多くなってしまうんですよ。
ハトくん
電卓なんてどれも一緒だと思うんだけどなー。
ヒバリさん
その「一定の条件」って、どんなのですか?
オギタ先生
はい。では簿記の勉強に必要な電卓の条件を見ていきましょう。

電卓の条件

簿記の勉強や経理などの仕事に使う電卓の条件をまとめてみました。

  • 3桁位取り表示(千円単位のカンマ区切り)
  • 12桁表示
  • 5キーに突起がある
  • キーが軽いタッチで押せる
  • メモリ機能
  • 桁下げ(シフト)キー
  • +/-(サインチェンジ)キー

 

ハトくん
うわー、たくさんあるんですねー。
オギタ先生
実はハトくんの電卓も4つはクリアしてるんですよ。
ハトくん
えー、7つのうち4つも?
オギタ先生
でもできれば全部クリアしてほしいんですよね。
ヒバリさん
先生が使ってる電卓を見せていただけますか?
オギタ先生
もちろんです。私が使っている電卓はこれです。
私はずっとカシオの電卓を愛用しています。

私はずっとカシオの電卓を愛用しています。

ヒバリさん
確かに本格的な感じがしますね。
オギタ先生
では条件を一つずつ見ていきましょうね。

3桁位取り表示

オギタ先生
これはとても重要です。まずは写真を見て下さい。
3桁

3桁ごとにマークがあります。

ハトくん
あ、それはボクの電卓にも表示されます!
オギタ先生
そうですね。
この機能は多くの電卓で採用されているのですが、中には表示されないものもあります。
これが表示されないと、大きな金額の計算を見間違えるミスが増えてしまいますので、絶対に必要な機能なんです。
まあ有名メーカーのものなら大体ついていますけどね。
ヒバリさん
今までそんなこと考えたこともなかったです。

12桁表示

12桁表示の確認

12桁表示の確認

オギタ先生
これはできればあった方がいいですね。
10桁でも実は対応できるのですが、金額の大きい計算をする時に桁数が足りなくなると面倒ですので、できれば12桁ほしいですね。
ハトくん
これも一応クリアしてるなー。
オギタ先生
ええ、ハトくんの電卓は小さい割に結構がんばっている電卓なんですよ。

5キーに突起がある

オギタ先生
私の電卓の「5」キーをよく見てみてください。
5キーの中心に突起があります。

5キーの中心に突起があります。

ハトくん
あ、ほんとだ!突起がある!ボクのはついてないのかな?
ハトくんの電卓の5キーには突起がありませんでした。

ハトくんの電卓の5キーには突起がありませんでした。

ハトくん
あ!ない!つるっつるだ!
ヒバリさん
でもなんで突起が必要なんだろう…
あ、もしかするとこの突起って、パソコンのキーボードの「F」と「J」のキーにあるのと同じ理由ですか?
オギタ先生
さすがヒバリさん、鋭いですねー。
その通りです。
パソコンのキーボードの「F」と「J」に突起があるのは「タッチタイピング」のためですよね。
タッチタイピングというのは「キーボードを見なくても入力できる技術」のことですが、そのためには常に「ホームポジション」と言って両手の人差し指を「F」と「J」に置くというルールがあります。
「F」と「J」に突起があることで、キーボードを見なくても感触で人差し指をそこに置くことができるんですよね。
ヒバリさん
ということは電卓もタッチタイピングをするということですか?
オギタ先生
ええ、できればタッチタイピングできるようになった方がいいですね。
もちろん「絶対に必要」とまでは言いませんが、長い目で見ればできるようになった方がミスも少なく、効率も良くなりますからね。
ハトくん
電卓にもホームポジションってあるんですね。
オギタ先生
はい、もちろんあります。人によって多少異なると思いますが、以下を参考にして下さい。
中央の緑のチェックマークは「5」キーで、ここに「中指」を置いた状態がホームポジションです。

中央の緑のチェックマークは「5」キーで、ここに「中指」を置いた状態がホームポジションです。

ハトくん
わー!小指も使うのか!
ヒバリさん
パソコンのタッチタイピングでも小指は使うわよ。
5のキーに中指を置いた状態がホームポジションってことなんですね。
オギタ先生
その通りです。
この配置は参考程度でかまいません。
ただ絶対に守っていただきたいのが「1〜9」の数字キーです。これらのキーだけはこの写真のように分担させるのが最も早く、ミスも少なく計算することができます
他のキーは、まあ出来れば写真通りに、合わないようであれば各自好きなように変えてくださいね。

キーが軽いタッチで押せる

オギタ先生
私の電卓とハトくんの電卓を比べてみると、キーの高さが全然違うのが分かります。
私の電卓。キーがかなり出っ張っています。

私の電卓。キーがかなり出っ張っています。

ハトくんの電卓。キーはほとんど出ておらず、フラット。

ハトくんの電卓。キーはほとんど出ておらずフラット。

ハトくん
ほんとだ。ボクのはほとんど高さがないけど、先生のキーはすごく出っ張ってる!
それと先生のは軽く押しただけでキーが深く沈みますね。
オギタ先生
そうなんです。
本格的な電卓はキーの高さがあり、そのおかげで軽くタッチしただけでも押すことができます。
もしもハトくんの電卓で私がいつも通りタッチタイピングすると「押せていないキー」が発生し、計算ミスを起こしてしまいます。
「軽いタッチで押せる」というのも大切な機能なんです。

メモリ機能

オギタ先生
この機能は絶対に必要とまでは言いませんが、あれば便利な機能です。
「MC」「MR」「M−」「M+」キーがメモリ機能のキーです。
メモリ用のキー

メモリ機能のキー

ヒバリさん
メモリ機能って、いったいどんな機能なんですか?
オギタ先生
これは一時的に計算結果などを記憶しておける機能です。
このメモリ機能については、また別の機会に説明しますね。

桁下げ(シフト)キー

オギタ先生
この機能は相当使いますので、絶対に欲しいですねー。
再生マークのようなキーがそうです。
再生マークのようなのが

再生マークのようなのが「桁下げ(シフト)キー」です

ハトくん
ほんと、再生マークみたいだ!
オギタ先生
これはパソコンのキーボードで言うと「BSキー(バックスペースキー)」と同じ機能です。入力を間違えた時に使います。
例えば「1,000,001」と入力する時、間違えて「1,000,005」と打ってしまったとします。
「C」キー(クリアキー)で一旦クリアしてから打ち直してもいいのですが、最後の数字だけ間違えただけなのに、全部打ち直すことになりますよね。
それだと面倒ですし、再度ミスする可能性もあります。
そんな時にこの桁下げキーを押すと、一文字ずつ消すことができます。
上記のような間違えであれば桁下げキーを一度押して5を消し次に1を押せばそれで修正完了になります。
ヒバリさん
なるほど。確かにその方が効率がいいですね。パソコンでもタイピングミスなどでよくBSキーを使いますからね。
オギタ先生
そうなんです。
電卓でも結構ミスをしますので、その都度全部打ち直すより、間違ったところだけを打ち直した方が効率もよく、再度ミスする確率も低くなるんですよね。

+/-(サインチェンジ)キー

オギタ先生
最後はサインチェンジキーです。
サインチェンジキー

サインチェンジキー

ヒバリさん
これはなんとなく分かります。マイナスとプラスを切り替えるってことですかね?
オギタ先生
正解です。
あまり使わないように感じるかもしれませんが、これもかなり使用頻度は高いですね。
簿記では「引き算」を頻繁に行います。差額計算ですね。
例えば10,000と8,286の差額を出したい時、普通は「10,000−8,286」と計算するのですが、シチュエーションによっては逆に「8,286−10,000」とすることがあります。差額が分かればいい場合、答えが「−1,714」となっても、差額が「1,714」ということは分かりますから問題ないんですよね。

ただ、ここから更に計算を続ける時にはややこしくなります。
この結果に「5,200」を足したい場合、「−1,714」になっているので足し算ができない。
そんな時に「サインチェンジキー」を押と「−1,714」が「1,714」に変わります
そこから「+」を押して「5,200」を足せば連続して計算できますよね。
もちろん逆も可能で、もう一度押すと「−1,714」になります。

ハトくん
へー、そんな使い方があるんですねー。
オギタ先生
まだピンとこなくても大丈夫です。電卓の使い方については、また別の機会に説明しますからね。この機能もできるだけあった方がいいですね。

オススメの電卓

ハトくん
先生。色々と説明していただいたので内容は分かりました。でもこんなにたくさんの条件をいちいちチェックするのは結構大変ですよー。
オギタ先生
確かにそうですね。ではこれらの条件を満たしている機種をいくつかご紹介しましょう。

カシオ 本格実務電卓 検算・税計算 ジャストタイプ 12桁 JS-20WK

オギタ先生
まずは本格的な電卓から。これは私が使っているものとほぼ同じです。
ハトくん
え!6,000円!高い!学生には厳しいですよー。
オギタ先生
確かにかなり高いですね。その代わり機能はバッチリです。長く使うことを考えれば十分価値はありますけどね。
ヒバリさん
私は仕事で使うものだから、できるだけいいやつを使いたいので、これにします!
オギタ先生
そうですね。きっと活躍してくれると思いますよ。
ただ学生さんにのために、もう少しお手頃な電卓も紹介しておきますね。

カシオ スタンダード電卓 時間・税計算 ジャストタイプ 12桁 JF-120GT-N

ハトくん
あ、これなら買えそう!
1,000円台なので、さっきのよりずいぶん安いですね。
オギタ先生
キーの配列は先ほどの電卓とほぼ同じです。ただこれは使ったことがないのでキータッチがいいかどうかはちょっと分かりませんけどね。
機能的には問題ないので、後はキータッチなど好みの問題ですね。
ハトくん
ボクはやっぱり安い方がいいので、こっちの電卓にします!
オギタ先生
今回ご紹介した電卓は全てカシオでしたが、これは私がずっとカシオを使っているからです。電卓で有名なメーカーは他に「シャープ」「キヤノン」があります。これら3社の電卓の中から選ぶのをオススメします。
ヒバリさん
先生はなんでカシオ以外は使わないんですか?
オギタ先生
実はメーカーによってキーの配列が結構違うんですよ。
だから最初に選んだメーカーの配列に慣れてしまうと、なかなか他のメーカーに変えるのは大変なんですよね。
ですのでこれから電卓を買う方は最初に3大メーカーの配列を見てみて、どの配列が好みかでメーカーを決めた方がいいですよ。
私はたまたまカシオでしたが、別にシャープでもキヤノンでもいいと思いますよ。

今回は電卓について説明しました。
簿記では筆記用具と並んで使用頻度が高い道具ですので、できるだけ私が列挙した条件に合致したものを用意して下さいね。
今回はここまでにしておきましょう!

ヒバリさん・ハトくん
ありがとうございました!

これまでの講座一覧

【ちょろい簿記入門講座】No.01 なんのために簿記を勉強するの?

2016.06.14
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